
ドイツのじゃがいもは成熟・特徴グループに分けると約130種類あります。調理内容によって使用する種類が異なるなので、スーパーに行くと次の3つのタイプが表示してあって便利です。
じゃがいも料理を美味しく作り、美味しく食べるコツは、その料理にどのタイプのじゃがいもが適しているのかを知り、適したタイプのじゃがいもで調理することです。
festkochned:固くて煮崩れしない
種類:Ditta、Nicola、Selma、Sieglinde
形:細長く、表面がつるつるしている
用途:サラダ、グラタン、ジャーマンポテト
vorwiegend festkochend:煮崩れしにくい
種類:Berber、Christa、Leyla、Marabel Quarta
用途:茹でじゃが、フライドポテト
mehligkochend:柔らかく、粉ふき芋タイプ
形:丸め
種類:Karlena、Likaria
用途:マッシュポテト、じゃがいもスープ、じゃがいも団子
日本でドイツのじゃがいも料理を作るときには、メークインや男爵が調度良いですね。
じゃがいもの利用方法 |
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収穫されたじゃがいもの全てが生食用(料理用)となるわけではありません。生食用となるのはごく一部で残りは、澱粉、アルコール(ウォッカなど)、飼料や種芋として使用されます。
じゃがいもの澱粉は家庭で利用する以外に、製紙、繊維、プラスチック代替の工業製品の製造時に使われる結合剤として利用されています。じゃがいもの澱粉はアミロース(約80%)とアミロペクチン(約20%)という高分子化合物により構成され、アミロースはフィルム形成、アミロペクチンは接着剤の生産に適しています。石油枯渇問題や地球環境汚染問題を抱える現在、じゃがいもの栽培は環境にやさしい原料として重要な役目をなしています。
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