パンとケーキの歴史


 










偶然が食文化を変えた 熱なしでは焼けない 酵母菌とベーキングパウダー
どのように最初のパンが出来上がったのか、その歴史をご紹介。 エネルギーの重要性と古代のパンの味とは・・・。 酵母菌と膨張剤の発見のお話。
ドイツの焼き菓子の起源
イースト生地を作った最初のパンはいつだったのかをご紹介。



1676年に顕微鏡が発明されて初めてこの酵母に属す微生物を確認し、研究することが可能になりました。酵母菌は小麦粉に含まれている澱粉を分解し、生地を膨らませる役目をなす炭酸ガスを発生させます。この酵母菌自体が発酵中に小麦粉を必要とするため、食糧難の時期には問題点であったりしたこともあります。

1833年には化学者のユストゥス・リービッヒが大発見をします。重曹(ナトロン)が小麦粉を分解せずに生地をやわらかくすることを見い出したのです。これがベーキングパウダーの誕生です。イースト生地で作るパンのほうが香ばしく美味しく仕上がるため、パン作りにはベーキングパウダーは定着せず、そのかわりにケーキ作りに欠かせない材料となりました。




 
 
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